短編
□それは永遠とも感じられる幸福
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ガチャ
『軋識ー』
私は大好きな軋識の胸に飛び込む。
ポスッ
(リオリ)
「っと、急に飛び込んでくるなっちゃ、李織」
と言いながらも受け止めて頭を撫でてくれる。
『えへへー』
そんな些細なことでも幸せで、つい笑みが
こぼれてしまう。
「どうしたっちゃ?」
軋識が不思議そうな顔で聞いてくる。
『んーなんか…幸せだなーって』
「そうっちゃか」
そして、「俺も幸せっちゃよ」と付け加える。
『そっかー。ふふー。』
その答えに満足してまた笑みがこぼれる。
…急にキスがしたくなった。うんしよう。
驚くかな?
ちゅっ
思いつくが早いか頬に軽くキスをする。
「!!!//」
『えへへー///』
「やられたっちゃ…//」
今度は仕返し、というふうに軋識がキスを
してきた。
深く、深く。
『ん…ぁ』
かみつくように乱暴に。
炎のように激しく。
包むように優しく。
『…っふ』
息が苦しくなって、胸を叩いた。
「…っごめんっちゃ」
『ぷはっ…別にいーよ。
…もっと、して?』
「っ//可愛すぎるっちゃ」
何度も、何度もキスを交わす。
ああ、やっぱり幸せだなぁ。
それは永遠とも感じられる幸福
END
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