短編

□隣の席のキミ
1ページ/8ページ







今日も、いつも通りの朝。




並盛中学校への道をぼーっとしながら歩く。




『…今日は確か…席替えだったよーな?』




ってか今の隣の席誰だったけ。…まあいいや。
田中くん(仮)にしとこう。
私に覚えられてないなんてよっぽど影が
薄いんだな、田中くん(仮)。




気が付くと、校門の目の前。





ぽんっ




誰かが肩に手を置いた。





「よっ、新崎(ニイザキ)!おはようなのな!」





『やー、おはよう。山本くん。今日も爽やか
だね。まぶしいよ。』




「?そうかー?」




くそう。この天然め。




だけど、なんだか憎めない。




何なんだろう、この感情は――?






『…じゃ、また教室で。』



「おう、また後でなー」





いつの間にか靴箱の前に来ていて、私は
山本くんと別れた。






『…まあ、いっか。』





そう言って、私は教室に向かった。








→(まだ続きます!)
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ