零崎愛織の人間復讐

□08話
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『うに…とりあえず、大まかに話すね。

転校してきて、すぐに御堂魅羅に呼び出されて
目の前で御堂魅羅がカッターで腕を切って
叫んで嵌められた。で、ボンゴレファミリーと
並盛中の生徒は全員それを信じた。もちろん、
ヴァリアーもキャッバローネも。
その次の日からは地獄だった。
靴箱に生ごみは入ってるし、朝と放課後は
リンチされるしで、かなり危なかった。
どんどんいじめはエスカレートしてきて、
ついには屋上から落とされた、で、今。』


「改めて聞くとマジで許せねえな…」


潤ちゃんのその言葉に皆頷く。


『で、復讐のことなんだけど、策戦は子荻
ちゃんに任せようと思う。

頼まれてくれる?子荻ちゃん』


「ええ、他ならぬあなたの頼みでしたら。
それに、もう最高の策戦を用意してあります。
説明しますね。」


そして、裏世界の前で《策士》萩原子荻が
策戦を発表した。



「まず、零崎人識さんと零崎舞織さんに
並盛中学校に潜入してもらいます。
そして絶望に絶望を味あわせるため、味方に
なってもらいます。勿論一時的に、ですが。
しばらく現状維持でお願いします。
その間にボンゴレファミリーと暗殺部隊
ヴァリアー、キャッバローネファミリー
その他傘下、そして勝負の前日に並盛の住人
を全滅ざせてください。
メンバーは…そうですね、哀川潤さん、
想影真心さん、零崎人識さん以外の零崎一賊の
みなさん、玉藻、紫木、13階段の右下るれろ
さん、奇野頼知さん、澪標高海さん、澪標深空
さん、闇口崩子さん、石凪萌太さんです。
玖渚友さんと《チーム》のみなさんは、
ボンゴレとキャッバローネのセキュリティーを
粉砕して、情報を奪ってください。
玖渚直さんは並盛の封鎖を。
終わった後、おそらく舞織さんが嵌められる
でしょうから、そこで敵ということを
ばらしてください。そして宣戦布告、勝負を
持ちかけて、元凶と残りのボンゴレを一気に
叩く。


ということで、どうでしょうか?」



『うに!文句なしだよ!』


その他の人達も、賛同の言葉を贈る。



『さあ、始めようか!』






準備は整った。



破滅への道はすぐそこに…








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