零崎愛織の人間復讐
□14話
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カタカタカタカタカタカタ…
パソコンのキーを叩く音が響く。
誰も喋るものはいない。
何故なら、最愛が傷つけられたから。
誰も急に呼び寄せられたことを咎めない。
何故なら、最愛のためだから。
誰もボンゴレやキャッバローネのセキリュティーを破壊して破壊して粉砕することを躊躇わない。
何故なら、最愛の復讐の為だから。
最愛の為なら、喜んでする。
「すべては最愛の為に。そうだろう?」
『裁く罪人』《害悪細菌》(グリーングリーングリーン)兎吊木垓輔は問う。
答えるものはいない。
無言の肯定。
そして、誰からともなく呪文を口にする。
「地獄という地獄を地獄しろ。」
「虐殺という虐殺を虐殺しろ。」
「罪悪という罪悪を罪悪しろ。」
「絶望という絶望を絶望させろ。」
「混沌という混沌を混沌させろ、」
「屈従という屈従を屈従させろ。」
「遠慮はするな誰にはばかることもない。」
「我々は美しい世界に誇れ。」
「「「「「「「「「ここは死線の寝室だ、存分に乱れろ死線が許す――」」」」」」」」」
「うに、私の最愛である愛ちゃんを傷つけた罪は重いよ」
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