折り畳み日記
□銀魂45巻感想
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銀さんは、ずっと約束を大事に持って生きてきたんだなと。
舞蔵さんが斬られて、あんなに怒りを露にしたのも、自分にも何にも替え難い約束があったからだったのだと。
それを一度、守れなかった。
もう二度と、そんな思いはしたくないと、無理矢理に身体を動かす銀さんに、胸を締め付けられた。
しかもその約束を踏みにじった、先生を奪った象徴である定々は、あまりに小物。
「安い首さ」の一言とあの表情に、悔しさと、後悔と、けれどそれを吹っ切ろうとする強さのような物を感じて、堪らなかった。
「先生によろしくな」と笑った銀さんは、生きて、周りの者を護ることで、先生に顔向けできるようになりたいと思ってきたんじゃないか。ずっと。
だからあんなにも、関わる人を護ろうとするんじゃないか。
反対に高杉は、全てを壊すことで、先生への手向けにしたいという感じ。
鏡に映したように、根本が似ているのに正反対。
そこに信女が絡んで、異三郎と高杉が繋がっていて…という図に、朧というまた大きな鍵になりそうな人物。
どうなるんだろう。
書いていて気が付いたけど、高杉を城内に手引きしたのは異三郎か。
一橋派というのも気になる。
それにしても、真選組との関係がまた一段と深くなっていて、堪らない。
最近の長編はどれも、かなり話を動かしているなと思うけれど、できればまだ続けてほしい。
まあ、空知先生の思う形で終わるのが一番なんですけれども。
どこまでも着いていきます。
自分メモ的な感想でした。