小説家になろう 短編群
□運動会 《気遣いと思いやりと片思い》
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わいわいと新一の回りにはクラスメートが集う。
しかし、蘭は近づかなかった。
申し訳なかったから・・・・・・
「蘭。」新一が手招きをして蘭を呼んだ。
「ありがと。・・・でごめん。」
「はあ?!何でごめんなんだよ?!」
「だ、だって・・・迷惑かけたから。」
「は?!俺、迷惑なんて、これっぽっちも思ってないぜ?」
「じゃあ、どうして・・・」
「お前がある行為をしていたからだよ。」新一はなぜか少し顔を背けていった。
「へ?」
蘭はそれからずっとある行為を考えていたが全く解らなかった。