小説家になろう 短編群
□運動会 《気遣いと思いやりと片思い》
1ページ/4ページ
―工藤邸―
「げほっ・・・埃まみれ・・・」
「本当・・・」と蘭が埃叩きを積み上げられていた本にごつんと当てた。
「あ・・・」
「げ・・・」
本の塔は宙に舞った。
そして本が床に落ちたショックで一つのアルバムが開いて落ちた。
「あ、懐かしい・・・」蘭がアルバムを見て呟いた。
「これって・・・運動会?!」コナンが写真を指で指して言った。
「うん。」
「あれ?蘭姉ちゃん、怪我してる・・・」
「あ、転けたの。リレーでね・・・」