シンドリア学園
□恋、しました
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学生に恋愛など必要ない。
それが自分の持論であったし、今までもクラスメイトが好きな子の話をしている度に、勉強しろよと何度も言いたくなった。
お前は?と周りが自分に聞きに来ても、そもそも恋に落ちる筈が無いと答えていた。
しかし、あの日を練白龍は一生忘れることは無いだろう。
太陽に煌めく金の髪、蜂蜜みたいに蕩けそうな大きな瞳。笑った顔はその人の印象をより柔らかく、愛らしく見せた。
初めて会ったあの日に、自分は確かに恋をしたのだ。
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