シンドリア学園

□恋、しました
1ページ/3ページ




学生に恋愛など必要ない。


それが自分の持論であったし、今までもクラスメイトが好きな子の話をしている度に、勉強しろよと何度も言いたくなった。

お前は?と周りが自分に聞きに来ても、そもそも恋に落ちる筈が無いと答えていた。


しかし、あの日を練白龍は一生忘れることは無いだろう。


太陽に煌めく金の髪、蜂蜜みたいに蕩けそうな大きな瞳。笑った顔はその人の印象をより柔らかく、愛らしく見せた。




初めて会ったあの日に、自分は確かに恋をしたのだ。











次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ