忘れ物(文)

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賑やかなところだ
活気が溢れすぎているとゆうかなんと言うか


その街を俺とアラジンそして気の強そうな女の子もといライラとその子の近くにいる優しそうな女の子サアサで並んで歩いていた


アラジンは、果物を頭に乗せて楽しそうに周りを見渡しながら歩いていく

俺は、果物が大量に入った袋を両手に一つずつ持っている




『アラジン大丈夫か?』

「うん!平気だよ!わぁ〜なんだか色々売ってるね〜」

「市場(バザール)だからな」

「バザァル?」

「まさか、おまえ知らないのか?」



まーアラジンが知らないのも無理はない

少し前まで聖宮だっけか?に居たんだもんな




『アラジン、バザールっつのはな、ここみたいなオアシスには水を求めて人が集まるだろ?人が集まったら町ができるんだ』


「そこを、私たちみたいな隊商(キャラバン)が旅をして自然とバザールができるんだよ。」




アラジンは、あまりバザールのことには興味がなかったらしい

しかし、”旅”と言う単語には反応し楽しそうだね〜とつぶやき

ライラが楽しいぞと会話していた



と云うより今俺と旅をしているんじゃなかったのかアラジンよ



「でも、楽しいことばかりじゃないのよ。砂漠には色んな”盗賊団”がいるから・・・」

「盗賊団?」

「砂漠に潜んいて、そこを通るキャラバンから商品を無理矢理奪う怖い人たちよ」



サイサは優しく盗賊団がどんなに恐ろしいかや奪った商品を闇市で売って暮らしていることをアラジンに教える

しかしアラジンよ

君は、もう盗賊団を一つ潰しているではないか
・・・ウーゴくんが



『ライラ、目がヤバイぞ』



さっきからライラの目線が痛いとゆうか可笑しい


「なんだか胡散臭いなァ。いいか、サアサに妙な真似すんなよ。
 ひっぱたくぞ!


急な声にびくりと体を震わせるアラジンと俺

盗賊の中には、行き倒れたふりをしてキャラバンに潜り込む輩がいるらしい

ライラは、キャラバンのことを心配していったのだとサアサは補足した。

補足して間ライラはそっぽを向いて目を合わせなかったが友達思いで優しい子だということが分かった

なんだか可愛いなと思っているとライラに何ニヤついてんだ気持ち悪いと腹に一発重い拳を頂いた

まーそこまで痛くはなかったが



そして話題は、なぜアラジンが砂漠に出てきたのかという話になった

するとアラジンは、目を輝かせながら宝探しをしているんだ!友達と一緒にと嬉しそうに言った




「特に金属でできた楽器とかランプを探してるんだけど・・・」

「はぁ…んなもんが宝か?」




どこにでも売ってるじゃん…と反対側にある金ピカリンな店を見る

そして、目の前の店に荷物を下ろす



「なんでそんなもん探してるんだ?」

「友達の探し物だからさ。見つけて喜ばせてあげたいんだ。」




僕の大事な友達だから喜ぶと僕も嬉しい!と満面の笑みを浮かべるアラジン

ライラも笑みを浮かべていた

そしてぐるりと俺を見るライラ

俺は首を横に振る

俺は、金属の物を探してはいない

それにアラジンが指している大事な友達とは俺ではない




「紹介するね!僕の…大事な友達の…ウーゴくんです!」




ジャーンととが出そうなほど取り出した金属の笛もといウーゴくん

アラジン俺もそうだったが、何も知らない人から見たらどう反応していいかわからなくるぞ

現にライラは固まっている



「・・・笛じゃないか・・・・」

「笛じゃない。ウーゴくんだよ?ねっウーゴくん!」



笛に話しかける不思議な子というよりヤバイ子とライラの脳内にインプットされそうだ

しかしそれにはお構いなしにアラジンは、今朝の果物のお礼をして?と語りかける

そして軽く笛に息を吹き込む

ニュニュニュっと二本の腕が笛の下から伸びてきた

ウーゴくんはパシッとライラが持っていた果物を取ると笛の中に戻っていった

固まっているライラとサアサそして周りの人達

アラジンと俺だが普通にいる

アラジンは、ウーゴくんがシャイで、女の人が相手で照れているんだと話した

笛がカァ////と赤くなっていた。




ギャァァア――ッ!!




我に返ったライラが叫び声を上げた

これこそ世界中に聞こえてんじゃねえのってくらいの大声で



「ななっ、なんだ今の手っ・・・いや蛇か!?」



二匹いたぞ!と短刀を取り出しサアサを後ろにかばい混乱した状態のまま叫ぶ

違うよ…ウーゴくんだよ!とアラジンは、笛を両手の上に置きニコニコとして説明する

がライラはそれどころじゃない



「(なんなんだあのガキは―!?)」




分かる分かるその気持ち

でもそれにしても




『ねみぃーなぁー』




俺は場違いな事しか考えれなった




























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