主と忠犬(文)
□プロローグ
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「今日からここで過ごすのだ」
スラム街で過ごしてきた俺にとったら夢の同然
「でっかー」
王は俺に構わずスタスタと歩いていく
俺はそれを一生懸命小走りでついて行った
しばらく歩いたとこで王が止まる
前にはガタイのいい男と俺と同い年くらいの女の子
「アリババ、お前はスラムから来た。だつ狙われるやわからん。だからお前には従者を付ける」
バルカークと名前を呼ぶとバルカークと呼ばれた男はとなりの女の子を前に出す
「この子でよかったでしょうか」
無言で頷く王
「クレア、王子にご挨拶を。これからこの方がお前の主だ」
じっと俺のことを見てくるクレアと呼ばれた女の子
可愛い子だな
『私の名はクレア。貴方様の従者でございます。何なりとお申し付けください。』
俺の前に片膝を付いて礼儀正しく挨拶をするクレア
ただ気になることが一つ
なぜこんなに目が輝いている!
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