エース×ルフィ
□pepper海軍!!*
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再び街の中を歩くルフィ&エース。
「なあ、エース」
が
「何だ?」
「ここ、どこだよ」
いつの間にか二人が歩いていたのは狭い路地裏。
「おれ、ずっとエースについてきてたよな」
「・・・・・・・・・」
「エースがこっちって・・・・・・・・・・・」
「ち、違ェ!近道だ!」
近道と言い張る兄にルフィは少し落胆する。
なぜついてきてしまったのか。
ふいにルフィはあることに気付く。
「あれ?ねェ!!」
「?」
「荷物!!忘れてきた!!」
ようやく荷物の存在に気付いたルフィは顔を青くする。
「やべぇよ!!あれ、おれたちが買ったモンが殆ど入ってるんだ!!」
ルフィはエースに背を向ける。
「おい!?ルフィ!?」
「取りに戻る!!」
そしてそのまま走っていった。
「・・・ったく」
エースもルフィを追い、走り出す。
「あれ?」
が、いつの間にかルフィは目の前から消えていた。
「どこ行ったアイツ」
とりあえずしばらく走っていると少し広い道に出た。
向かいには先ほど行ったカフェが。
エースは店の中へ入る。
「あ」
先ほど座っていた席の横にその荷物はあった。
どうやら店員も重くて退かせなかったらしい。
「・・・あるってことはここに来てねェってことか」
荷物を持ったままの移動は無理なので、エースは荷物を店員に預ける。
嫌そうな顔をする店員に気付きながらもあくまでスルーし、店を出る。
「クソッ、アイツどこ行ったんだよ」