エース×ルフィ

□pepper海軍!!*
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一方ルフィは



「ここ、どこだ?」




只今絶賛迷い中。



「お〜い、エース」


走っていくうちに辿り着いたのはカフェではなく、さらに暗い路地裏。

「これじゃあエースのこと言えねェな」

エースはちゃんとカフェに辿り着いたため、言えないどころか彼以下。

まあ、ちゃんと迷子と自覚してる分だけましだが。


「あれ?ここさっき通ったような気がするぞ?」


行けども行けどもカフェどころか広い通りにも出れない。

「あ゛〜!!もう!!どこだよここ!!」

ついに彼女の怒りも最高潮。



そんな彼女に突如、


「おいおい、ねーちゃん。何をそんな怒ってんだ?」


背後から声を掛けられる。

振り返ると数人の男たちが下品な笑みを浮かべていた。

男たちはルフィが振り返るとさらに笑みを深める。

「まだ幼ェな。お嬢ちゃんどうしたんだ?迷子か?」
「おう。迷子だ。お前ら道わかるか?」

けれどもルフィは普通に、しかも迷子と即答し、道を尋ねる。

「当たり前だろ。おれたちはこの街に住んでんだ。どこを通ればどこへ行けるかなんて全部分かるぜ」
「ホントか!?じゃあ、教えてくれよ!」

ルフィの顔が笑顔になる。

「ついてきな」

男たちは歩き始める。
そのあとをルフィは嬉しそうについていく。








そんなルフィを背に、男達は小さく厭らしく笑い合った。



















「んで、ここはどこなんだ?」

男達に連れられてきたルフィの前には大きな壁。
何か問題が起きたとかの壁ではなく普通に壁がそびえ立ってる。

どうやらここは行き止まり。

しかもさらに奥に入っていったのか建物によって日の光が殆ど入ってこない。

「なあ、おれどっか広いトコに出てェって言ったよな?」

ルフィは背後にいる男たちに振り返る。

「なんかさらに狭いじゃねェか。・・・・・・・もしかして」

ルフィの顔が少しひきつる。
その様子に男たちが声を上げて笑う。

「やっと気づいたか?お嬢ちゃん」
「え?じゃあ・・・・ホントに―――――







―――――ホントに・・・お前らも迷子になったのか?」










「・・・・・・・・・・・は?」


「お前らも迷子になったんだろ!?どーすんだよ!!こんな奥まで入ってきちまったぞ!!どーやって出るんだよ」

慌てるルフィに男たちは――――――ただ唖然。

「ああ!!お前ら使えねェな!!」

一喝してきたルフィに男達もキレる。

「違ェよ!!お前はワザとココに連れてこられたんだ!!」
「あ〜!!・・・・・・・・へ?」

男の言葉にルフィの怒りが収まる。

「・・・どーいうことだ?」
「まだわかんねェのかよ。この状況見てわからねェのか?」

いつの間にか男の人数は20人ほどに増えていた。

目の前には男たち、三方には壁。





ルフィは――――完全に包囲されていた。












「いんや、わからねェ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ついに男たちのボスらしき人がしびれを切らし、ルフィの許へ寄る。

そしてルフィを後ろから羽交い絞めにする。

「なっ!?何すんだよ!!」
「説明すんのもめんどくせェよ。お嬢ちゃんバカすぎだろ」
「おれはバカじゃねェよ!!てか、おっさん達いい人じゃねェのか!?」
「やっぱバカだな。んでもまあ、結構いい体つきしてんじゃねェか」

そしてそのままルフィの体を撫でまわす。


「なっ!?あ―!!もう離・・・・!!」



「お前らそこで何してんだ?」
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