ゾロ×ルフィ

□一本じゃ満足出来ません。
2ページ/2ページ


「ゾォオオオオロォオオ!!!!」

突如呼ばれて目を覚ます。
誰だ?寝てたのによ。
まあ、アイツしか居ねェか。

その声から数秒後、おれの腹部にに凄まじい勢いで何かが叩き込まれる。


「うぐっ!!!」


誰が何したかなんて嫌でも分かるが・・・・・こ、これには全然慣れねェ。
毎回何か内臓類が出てきそうだ。

“飛び出したら仕舞えばいい”とか前に言ったが、そういう問題じゃねェな。


「・・・・おう、ルフィ」
「ゾロー!!!誕生日おめでとう!!」
「さっきも聞いた」
「一日中言ってやる!!!」

そう、今日はおれの誕生日らしい。
で、朝からコイツはこんな調子。
おれが寝てる所に飛びついては跨って。


「あ、ネコの話とはまた別な!」
「誰に言ってんだ?」
「画面の向こうの厚みのある奴ら」
「そーいう事言うな、絶対言うな」

あー、まあ、そういう事だ。

「ゾロ!!ほら、これ見ろ!!」

ルフィはおれに何か差し出す。
ってか、跨ったままってのはやめてほしい。
色々問題が・・・・・、まあ、いいか。



さて、ルフィが差し出した物は・・・・


「ポッキーだ!!ナミがくれた!!」
「・・・・・何でこんなモンがこの世界に・・・」

ナミの奴、一体何処からこんな物を。
この海の一体どこにポッキーを売ってる店があるのか。



「今日はポッキーの日らしいから、これでゲームしろって!」
「はあ!?」

これでゲームだと?
アレしかねェじゃねェか!!
道理でアイツがポッキーをルフィに渡した訳だ。

「ゾロ、どうやってゲームすんだ?」
「・・・・」

知らねェのかよ。お前。

教えなきゃならねェのか?アレを?


「ルフィ、教えてやるが笑うなよ」
「おう」

ルフィの持った箱から一本取り出す。

「これを二人で両端を咥える」
「二人で一本か?」
「そうだ。で、ちょっとずつ食っていく。最後まで食べ切れた方が勝ち。引き分けも有り」
「・・・・・!!!」


話していくうちにルフィの目が見開かれる。
マジでそんな目で見るなよ。
どういう羞恥プレイだ、これ。

「な、なあ、ゾロ、それってつまり最後まで食ったら・・・・!!」
「あー、やるぞ」

さっき取ったポッキーの一端を咥える。
そしてルフィに差し出すとルフィもなんか楽しそうに咥えた。

「ルフィ、ちょっとずつだぞ。一気に食うなよ?」
「あ、バレた?」


小さく囓る。
おれが食い始めたのを見て、ルフィも囓り始める。





次第に距離が近くなる。








一口、また一口。





その微妙に縮まっていく距離と長い時間に、気のせいかルフィの頬が紅く染まっていく。



ルフィの顔が近くなる。
目と鼻の先とはよく言ったもんだ。







あと一口。






ルフィの頭を掴む。




そして最後残ったポッキーを囓って




「ん」







ルフィの唇と重ね合わさる。



そのままルフィの口の中に舌を滑り込ませる。



ルフィの咥えていた方がチョコの方だったからか、すごく甘ェ。


そのチョコと一緒にルフィの舌に吸いつく。

同時にルフィの躰がピクリと跳ねる。



「んんっ・・・ふっ・・・ゾロ・・・・」


おれの舌に素直にルフィは舌を絡める。




唇を動かす度、淫猥な水音が響く。




「・・・んあっ、・・・ぁ・・はあっ・・・・」

ルフィがぎゅっとおれの体に抱きつく。




目の前で官能的な顔するルフィ。





すっげぇエロい。




こういうのも偶には良いな。






最後に唇を舐めて、離れる。


「・・・ぷはっ!!ゾロ!!チョコ取り過ぎだ!!」
「あー、悪ィ」


仕方ねェ。
色んな意味ですげェ美味かったし。


「ったく・・・・・」


ルフィは唇を尖らし、







箱からもう一本取り出し、咥えた。



「全然足らねェ!もう一本!!」
「!!!」
「ほら、やるぞ!!」


ホント、可愛い奴。



「お安い御用だ、船長」







☆おまけ☆


L:「一本ずつってめんどくせェから5本くらい一気に・・・・ダメか?」

Z:「・・・ア、アホか」

L:「何でだ?」

Z:「一本ずつやるモンなんだ。それに・・・・」

L:「それに?」

Z:「一本ずつやったら沢山出来るだろ。それに口ん中一杯だったら上手くできねェ」

L:「////!!!もー!!ゾロ好きだ!!おう、いっぱいやるぞ///!!!」


[END]
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ