V i o l e t !
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飛空船の小さな座敷部屋。
ネテロはメモを取りながら質問をした。
「では次の質問じゃ。お主以外の9人の中で一番注目しているのは?」
「……87番◆」
「ほお…」
「99番や405番も捨てがたいけど、一番は彼女♥いつか手合わせ願いたいな◆」
くすくすと不気味に笑うヒソカ。
彼は一体何を考えて笑うのだろうか。
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『ふぁっくしゅん!』
「さっきのはノーカウントだからな。」
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「注目してるのは404番だなー。見る限り、一番バランスがいい。」
「戦いたくないのは、44番。正直戦闘では敵わないだろう。」
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「『最初はグー、じゃんけんポン!』」
『やったー私の勝ち!』
「うっわ負けた!じゃ、俺行くから。」
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「ゴンだね、同い年だし。」
「戦いたくないのは、ハンナかな。いろいろ勝ち目ないし。」
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『ふぃくしゅん!…あ、ゴン。』
「ハンナ、さっきのヤツ俺もやりたい!」
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「注目しているのは44番だな。嫌でも目に付く。」
「405番、99番はまだ子供だ。87番もまだ小娘。戦うなど考えられぬ。」
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『ふっくしゅん!』
「ハンナ大丈夫ー?」
『うん……あ、キルアお疲れ様。』
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「…99番」
「…44番」
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「ちっくしょー!また負けた!!」
『次ゴンでしょ?』
「うん、行ってくる!」
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「注目している人?99番。いろいろあって気になってる。」
「99番、87番、403番、404番の4人は選べないや。」
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『っくしょん!』
「あれ、お前さっきもくしゃみしてない?」
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「44番だな。コイツがとにかく一番ヤバい。」
「戦いたくない相手は勿論44番。」
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「お、ゴン!」
『おかえりー、クッキーいる?』
「いただきまーす!」
あれ?私の順番ってまだ回ってこないの?