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トランプゲームをしよう!
天使のちいさな約束編
・リアーツの愛娘、天使さん、従兄弟さん・
「私の番ねえ。……じゃあ、スペードの10」
「ええっと……はい、スペードのジャックです」
「……………………パスだ」
「あらあ、またパスなの?」
「天使さん、パスは三回までですから次はもう……」
「わかっている、そのくらい。
それよりスペード以外にも置け、私が持っていないと知っての行為か!」
「あ……そうなの、なんだ本当に持ってなかったのね?
良いこと聞いちゃったわあー、はいスペードのクイーン♪」
「Σうっわあああ!? ロッサ、貴様、貴様あああッ!」
「嫌だわあ。七ならべごときで熱くなっちゃダメよお?」
「う、ぐう…………。
つ、次はリアーツの愛娘の番だ。何をだす?」
「……え…っ……」
「(沈黙)」
「(沈黙)」
「え、えっとお……そ……そのう………………出せるの、
ひとつしかなくて…………」
「ならそれを出せばいいじゃない! ほら、どーんと!」
「…………いや、ちょっと待て。今すごく嫌な予感がしたのだが……」
「あのやっぱりわたしはパスし……あ、従兄弟さん…!」
「一回出したら戻しちゃダメよお、はいスペードのキングでーす♪
負けた人は近くの墓地で肝試しだったわよねえ、天使さん?」
「な、無し、それだけは無し!
私が怨念の類に弱い事はロッサが一番知っているだろう!?
だからそれは……」
「待ったなーし。
大丈夫よ、途中まではついていってあげるから。
じゃあ早速準備を始めようかしらねえ」
「……準備だと? まさかロッサ、
貴様は最初からそれが目的で…………って、逃げた!?
すまないリアーツの愛娘、片付けは頼んだ!
待て待て待て待て逃げるなロッサああ!」
「…………え…ええ?
ちょっとま、待ってください二人共ー!」
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凶鬼×凶気【キョウキ】編
・ニール、ニース・
「いちぃ」
「二」
「さぁん」
「四」
「ごぉ」
「六」
「ななぁ」
「八」
「きゅうぅ」
「十」
「………………」
「ニール、どうしたの。早く次を出しなさいよ」
「ねぇ、ニース」
「何よ、ニール」
「あのさぁ、二人だけでダウトは悲しいと思わないー?」
「それは言わない約束のはずよ。早く次、十一でしょ」
「…………だからジジ抜きにしようって言ったのにぃ……」
「何か言った?」
「んうぅ、なんでもないよぉ」
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