長編

□第三話
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そうだねえ…。

昔々…と言っても丁度100年前だけど。

まあそれでも古い話さね。



昔々、この国のどこかひっそりした隅っこの町か村か…。
そんなあまり人の居ない所にある日魔導師がやって来ました。

その魔導師はただの町人から見たら大層頭が良い者でした。
魔導師から見たらどうだかは知りませんがそれでも彼は皆から見れば頭が良かったのです。
人々はこんなに頭の良い者が来てくれたのなら何か役に立つ知識を教えてもらえると喜びました。



しかし彼は非道の研究の為にその村を選んだのでした。

そこが無くなってもなかなか分からないような場所を選んだのです。


それから一ヶ月もしないうちにその村から人は居なくなりました。
しかし彼の研究の為にはまだまだ人が足りません。

 
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