★シン★

□赤い糸A
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戻らないと思っていたシンが突然帰ってきた


酔いながらも勝手にベッドに寝ていたことを何か言われると思い、慌てて上体だけ起こした


サラ
「シンしゃん 今日は 戻らないんじゃ なかったんれすか?」


シン
「……戻らないと誰が言った?
俺は 船長とは……違う
それにお前に関係のない話だ」


サラ
「もったいないれすね…
あんな 綺麗な女の人達 無視して帰って来るなんて……」


シン
「もともと酒場の女など
興味がない」


サラ
「えっ おんなに興味がないんれすか……」


サラは悪戯な笑みを浮かべた


サラ
「じゃあ……
シンさんて…ホモなんれすか?
キャハッー」


酔った勢いでつい口走り…
ベッドの上で思わず吹き出してしまう


部屋着に着替えていたシンの手は止まり


シン
「…………………お前
この俺に よくそんなことが言えたな!
……いい度胸じゃねぇか」

いつもより低い声で、眉をひそめ、はだけたシャツでシンはベッドに近寄ると
サラを、瞬時に後ろに倒しいとも簡単に組み伏せた


シン
「俺が ホモかどうか
確かめてみるか?」


えっ………?!?!
どういうこと…?


シン
「だいたい お前をこの部屋に入れた理由……わかるか?
いつでも………俺の都合でヤれるからだ!」


両手首をがっちり掴まれた

サラ
「なっ…何するの…!!」

シン
「フンッ、これもドクターに言いつけるか?」


意地悪な笑みを浮かべた


サラ
「酒場での話…聞いてたんれす…か?」


シン
「あんなデカイ声で話してたら、いやでも聞こえるだろ
フン 恨むなら お前の口を恨めよ…言いたい放題言った、この口をな」


戸惑ってうろたえている
サラの唇を一方的に塞いだ


サラ
「んっ………んっ!!」


無理やり唇の隙間を割り入ると熱い舌先が侵入し歯列をなぞり口内をも舐め回す

サラ
「んっ……んっ…シ…ンさ…」


手はシンによって拘束され身体を捩って抵抗するが
びくともしない


レオナルドのキスとは
比べ物にならないほどに激しく……
息もできないほどの強引なキス……


サラ
「いやっ……やめ…て…」

必死に抵抗して顔を背けるがシンの手で顎を捕らえられすぐに引き戻される
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