磨騎 鴉。
□《Contraption》
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〈TTR01・ガラクタ〉
ガラッ バラバラバラッ ドシャッ
「あれは失敗だったな。」
「あぁ、次は良いものを造ろう。」
…いたい…。いたいよ…。
ガラクタの底に捨てられた 大きな大きなロボット。
人間たちの都合で造られた 心を持ったロボット。
「…。だれ？」
ガラクタの山の影から出てきたのは 薄汚れた薄い布に身を包んだ１人の少女だった。
…ボクは ロボット。TTR01(ﾃｨｰﾃｨｰｱｰﾙ ｾﾞﾛｲﾁ)君は…？
「ワタシは ココ。」
２人は自然と分かり合い、名前を呼び合うようになった。
少女はロボットのことを ロイ と呼び、
ロボットは少女のことを ココ と呼んだ。
…ココ。何で君は、こんなトコロにいるの？…
ロイは、自分の足に座っているココにたずねた。
「捨てられたの。アナタと同じで。」
ココは、平気な口振りで言ってきた。
、