BELONG

□―狂い出した時―
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「こんなの いつでも出来るだろ。」



「せやな、神田どーしたん?」



「らしくないですね。」



 三人は、その笑みのまま口々にいう。



「んー なんかさ、急にこんな日々が続けばいいなぁって思ってさ。」



 柚貴は、気の抜けた笑みを三人に向ける。そして、その三人の答えは、


「だな。」

「せやな。」

「ですね。」


これだった。



「おら、お前ら席につけー。先生様が来てやったぞー。」



 相変わらずの新羅 由紀は、相変わらずの調子で入ってきた。



「えーーと、夏休みがあーーっというまに過ぎちまったけど、いつまでも夏休み気分でいんじゃねぇぞー。提出物・宿題、少しでも遅れた奴は後でしばくからなー。忘れんなよー。以上」



 ・・・・。ホント、相変わらずのご様子で。







 HRも終わるころ、柚貴の携帯のバイブが鳴った。表示されたのは『雷音』の文字。
内容を見てみると4人で屋上に来てとのこと、三人で待ってるよ(^^)/とかいてあった。
 柚貴はそれを鋼弥たちに見せ、屋上へと向かった。





「なんだろ?」



「さぁな。」



 大輪 雷音のことだ、一緒にサボろ!というものだと勝手に想像していた。





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