BELONG

□-未来とこれから-
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柚貴が暖炉に近づき色々触ってみると、暖炉の壁が横に開いた。



『おー!』



中を見ると階段の様になっている。下に降りられそうだ。



「入ってみませんか!」



声を掛けると雷音は行く行くー!と直ぐに柚貴の元へ寄ってきた。



「これがあったから管理者が来たんじゃないか?」



影郎の言葉に皆思い出す。
前回は時計台に入って少ししないうちに管理者が来た。


「ということはー、ここ、管理者の秘密があるんじゃない?」



雷音が嬉々とした声で言ったのを聞き、しまったという表情をする影郎。
これは止めても行くという流れになると察知したのだ。



「よーし!みんな行っくぞー!」



先陣を切って雷音が中に入っていく。狭い入り口と直ぐ下が階段という事に気をつけながら下へ降りていく。
段々天井との距離が出てきて背が高い影郎や漣でも楽に歩ける高さになった。



「高いね」



「そうだな」



進める所まで進んでみようということで、どんどん奥へと行ってみる。
段々道幅も広くなっていき、景色も変わってきた。

両端の白い壁から格子状の檻に変わる。格子の奥には透明な壁ガラスが引かれ中には動物達がいた。





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