BELONG

□―始まり。―
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「煩い」



 男の請いを聞いた後、引き金が引かれた。
倒れると共に、硝煙の香りが漂う。が、男に銃痕はない。



「わぉ、音で気絶してるよ彼」



 面白そうに言う男に彼は顔色一つ変えずに持っていた銃を長身の男に渡した。



「はぁ・・・」



 彼は窓から見える月を見上げ、終わった。と小さく呟いた。





 響く音。怒りに満ちた顔。硝煙の香り。助けを求める喚き声。
 時は常に流れて、月日が変わる。月日が変われば、人も変わる。
 あの頃はまだ純粋で、自分の汚い部分なんて知らなかった。



 あの日が来るまでは






「変われるものなら・・・・・・・」



「なんかゆーたか 『柚』?」



「…いや、なんでもない…」


 いつの間にかあたりに転がっていた男達は姿を消し、あの男も姿を消していた。














 ここは少し現実とズレた現実の世界。
何でもありのゲームの世界。








 普通の生活を送っていた世界の住民を一通の手紙でとあるゲームへと引きずり込む









 そして、大きく運命を狂わす。







 さぁ、









【あなたは 何に属しますか…?】








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