BELONG

□―始まり。―
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《日常。》
 家から出て学校へと向かう。いつもの朝、いつもの通り、いつもの日常が始まる。



神田 柚貴(カンダ ユズキ)

小柄。人懐っこいが好き嫌いがはっきりとしている。

髪の色 明るい茶色

瞳の色 薄いオレンジ

職業 学生




「神田ーー!!」



 誰かが柚貴のことを呼ぶ。反応して柚貴は振り向いたら肩を赤髪の男に掴まれた。



「おーもーいー」



「おはよーさん!」




桜菊 漣(サクラギク レン)

大柄で気さく。

髪の色 赤に近い茶色

瞳の色 茶色

職業 学生




「レンくん、柚貴さんが困っているでしょう」



「あ、おはよー時雨」



「おはようございます」




秋雨 時雨(アキサメ シグレ)

礼儀正しく、柚貴ほどではないが漣と比べると小柄で細い。

髪の色 黒

瞳の色 青

職業 学生



 柚貴は二人と話しながら一緒に登校した。昨日のTV、宿題、学校などの話を校門に着くまで話していた。



「学校着いちゃった・・・」



「なんかゆーたか神田?」



「何でもないよぉー」



 柚貴たちの通う黒乱高校はおバカにも易しい偏差値の高校で、、、荒くれ者や不良といった人種が多くいる高校である。
 実際、時雨と漣は中学時代かなり問題のある生徒で、ある一帯では〔雨桜〕と呼ばれていた二人なのだ。





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