短編
□スライムがあらわれた! Part3
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[スライムがあらわれた!]
『あ、スライムだ』
リュカ「本当だ。しかも一匹しかいないね。」
『スライムって可愛いし、何だか倒すのが可哀相だな…』
リュカ「ミキちゃんは優しいね。でもスライムも列記とした魔物だ。倒さなきゃ僕らがダメージ喰らう一方だよ。」
『だよね…。』
リュカ「大丈夫。もし戦って心を入れ替えれば、死なずに起き上がるから。」
『そっか。このスライムはいい魔物さんかな?だったらいいな。』
リュカ「ごめんね、スライム。ちょっと痛いけど一回倒させて。」
『ちゃんと手加減してあげてね?』
リュカ「うん。」
[リュカのこうげき!]
[スライムに13のダメージ!]
[スライムを倒した!]
『起き上がるかな?』
リュカ「多分起き上がると思うんだけど…」
[なんとスライムがおきあがり、仲間になりたs…恋人になりたそうにこちらを見ている]
リュカ「…え!?」
『リュカ凄いね!言った通り起き上がって仲間になりたそうにリュカを見てるよ。心なしか、何だか目が真剣!』
リュカ(ちょ…気付いてないの!?あきらかに目線ミキちゃんでしょ!しかも仲間じゃなくて恋人になりたがってるよ!)
しかし本人は全く気付いていない様子。
[スライムを仲m…恋人にしますか?]
[はい] [いいえ]
リュカ[いいえ]
『Σえぇっ!な、何で!?』
[スライムは寂しそうに去って行った。]
『あぁあぁ…。可哀相過ぎる…!リュカ、何で仲間にしないの!?』
リュカ「魔物に…ましてやスライムごときにミキちゃんは譲れないよ。」
『へ?ど、どゆこと?』
私がそう聞くと、リュカは目眩を覚える程の笑顔を見せて、こんなことを言った。
リュカ「ミキちゃんは僕だけのものってこと。」
END