宝箱
□てのひら
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いつもアナタが握ってくれる
その手は、優しくて、温かくて。
てのひら
ある日の暖かな昼下がり。ミキは見晴らしのいい草原で寝そべっていた。
ミキ「ん〜気持ちいい天気」
レント「ミキ」
ミキ「レント!」
レントが隣によっ、と座った。
レントとは昔からの幼なじみからか――――レントの隣がとても心地よく感じた。
ミキ「レント どうしてここに?」
レント「ん?いや…姿が見えなかったからさ 多分ここじゃないかって思ってさ」
そっか、と微笑みながら暫く肩を寄り添って空を眺めていた。