短編

□スライムがあらわれた! Part4
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ローレ「スライムか。弱いくせに一匹で現れるなんて命知らずめ。」

『…え?あなた今何ておっしゃいました?』

ローレ「は?命知らず?」

『違ーう!その前!』

ローレ「弱いくせに一匹で?」

『そう、その“弱いくせに"っていう言葉!聞き捨てならないね!』

ローレ「な、何でだよ。スライムはザコいモンスターNo.1だろ。」


[スライムの心に30のダメージ!]

『ローレ…。見損なったよ…。例え一人でも立ち向かう勇気っていうのがあるじゃん!まさに今のスライムがその状況だよ?』

[スライムの心のキズが回復した!]

ローレ「立ち向かったってどうせやられる運命だろ」

[スライムの心に46のダメージ!]

『そんなの分からないよ!もしかしたら痛恨の一撃が出るかもしれないじゃん!』

[スライムの心のキズが回復した!]

ローレ「出ない出ない。出てもやられない。」

[スライムの心に28のダメージ!]

『酷い…酷すぎる…。一匹で無理なら8匹!8匹集まればスライムはキングスライムになるよ!これならローレだって勝ち目はないでしょ。』

[スライムの心のキズが回復した!]

ローレ「いや知ってるし。しかもキングスライムなんて余裕。どうせなら経験値の高いメタルキングが出てほしいね。」

[スライムの心に49のダメージ!]

『うぅ…確かにメタキンの方がいいかもしれないけど…』

[スライムの心に60のダメージ!]

ローレ「あのさぁ…。ミキは俺に負けてほしいの?スライムごときに?」

[スライムの心に53のダメージ!]

『い、いえ。そんな訳では…。ただスライムがかわいそうだと思って…。』

ローレ「そんなことでムキになるミキも可愛いけど、例えスライムとの戦闘でも俺だけを応援しろよ。な?」

う…そんな笑顔で言われると…


『…うん。』


[会心のいちげき!]

[スライムの心に278のダメージ!]

[スライムはちからつきた]
 

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