DRAGON QUEST

□第6章
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***





この世界へ着いた時、私達はその光景を見て息を飲んだ。



『…酷い…』



何これ。
どうゆうこと?
一体何があったの?



私達の目の前にある光景。


それは辺り一面焼け野原となり、ボロボロの村の跡地だ。




リュカ「一体何でこんなことに…」



その時、後ろから声がした。



「お前ら…誰だ?」





振り返ってみると、肩まであるきれいな緑色の髪をした男の人だった。




男「…まさかお前らが…いや、違う…。」



何やら男の人はぶつぶつと言っている。





その瞬間、私はまるで何かがフラッシュバックするような感覚になった。




な、なにこれ…。




――道に迷ってしまったんだ―――


――デスピサロ様ー!!勇者を殺しました!!――



―…ソロ…今まで楽しかったわ…―――










『デスピサロ…』



ふとその名前を呟くと、男の人が物凄く驚いたような表情で私を見た。




エイト「ミキ…?」




『デスピサロが…この…村を…』



レント「何を言っているんだ?」




男の人「何でその名前を…。」




『嫌だ…嫌…村が…』



何なのこれ…?
色んなものが見えてくる…。

頭が痛いよ…。




リュカ「ミキちゃん、落ち着いて。何か分かったの?ゆっくりでいいから話して。」



『デスピサロっていう奴と魔物がこの村をこんな風にしてたの…ッ!』



男の人「…っ」



ラーミア「…。ミキには少しショックが大きかったようですね…。こんなにも力を使うなんて…。」



今の映像は私が力を使ったから見えたの…?



ラーミア「一度落ち着いて話をしましょう。あなたも来てくれますね?」



ラーミアさんが男の人に目を向けて聞いた。





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