DRAGON QUEST
□第6章
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この世界へ着いた時、私達はその光景を見て息を飲んだ。
『…酷い…』
何これ。
どうゆうこと?
一体何があったの?
私達の目の前にある光景。
それは辺り一面焼け野原となり、ボロボロの村の跡地だ。
リュカ「一体何でこんなことに…」
その時、後ろから声がした。
「お前ら…誰だ?」
振り返ってみると、肩まであるきれいな緑色の髪をした男の人だった。
男「…まさかお前らが…いや、違う…。」
何やら男の人はぶつぶつと言っている。
その瞬間、私はまるで何かがフラッシュバックするような感覚になった。
な、なにこれ…。
――道に迷ってしまったんだ―――
――デスピサロ様ー!!勇者を殺しました!!――
―…ソロ…今まで楽しかったわ…―――
『デスピサロ…』
ふとその名前を呟くと、男の人が物凄く驚いたような表情で私を見た。
エイト「ミキ…?」
『デスピサロが…この…村を…』
レント「何を言っているんだ?」
男の人「何でその名前を…。」
『嫌だ…嫌…村が…』
何なのこれ…?
色んなものが見えてくる…。
頭が痛いよ…。
リュカ「ミキちゃん、落ち着いて。何か分かったの?ゆっくりでいいから話して。」
『デスピサロっていう奴と魔物がこの村をこんな風にしてたの…ッ!』
男の人「…っ」
ラーミア「…。ミキには少しショックが大きかったようですね…。こんなにも力を使うなんて…。」
今の映像は私が力を使ったから見えたの…?
ラーミア「一度落ち着いて話をしましょう。あなたも来てくれますね?」
ラーミアさんが男の人に目を向けて聞いた。
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