CHRONO TRIGGER
□Time2
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クロノ「…で。ミキは一体何してたんだ?」
『え。何してたって…』
クロノ「何かキョロキョロしてたけど、探し物?」
『いや、探し物って訳じゃ…でも探し物と言ってもいいというか何というか』
クロノ「どっちだよ。」
いやいや。
マジで分からん。
まずは
『ここどこ?』
クロノ「は?」
『ここはどこ?』
クロノ「何、お前記憶喪失?」
『違うわ!何かいきなり変な空間に吸い込まれて、見たことない所に来ちゃったの。それがここって訳。』
クロノ「えらく軽いな(汗)ここはガルディア王国のトルース町。今日は王国ができて1000年経つんだ。だから見ての通り、今は千年祭をやってる。」
『がるでぃあ…とるうす…千年…祭…』
心の底から意味不明。
クロノ「本気で分かってないみたいだな。お前今絶対“とるうす"って思っただろ。」
『だって本当に分かんないし。がるでぃあとかどこだよ。…まぁいいや。』
クロノ「Σいいのかよ!」
だってどうせこれってよくある夢オチでしょ?
じゃないと有り得ないもん。
お。
ということは、あの遅刻も夢?
よっしゃー!
内申気にしなくて済んだー。
クロノ「さっきから何無言でガッツポーズしてんだよ。」
『あ、見えた?』
クロノ「いや、思いっ切り目の前だから。」
というかどうせ夢なら楽しもう。
ちょうどお祭りはやってるし、目の前にはカッコイイ男の子までいる。
言うことなしじゃん。
『てわけで、クロノさん。一緒にお祭りを見て回ろうよ。』
クロノ「は?何で俺が…」
『"はい"か"YES"で答えようねー。』
クロノ「Σ選択肢ねーじゃん!まぁいいけどさ…。」
『やった!じゃあクロノさん、何から見る?』
クロノ「俺のことはクロノでいいよ。俺もミキって呼んでるし。」
『うん、分かった。』
別に夢だし、すぐにバイバイなんだけどね。
ま、夢の中のお友達ってことで。
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