DRAGON QUEST
□第3章
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レント「光…おさまったか?」
エイト「ぽいね。」
『ここは…?』
ラーミア「アレフガルド付近です。」
付近なのか。
エイト「とりあえずアレフガルドっていう所に行ってみよう。」
レント「そうだな」
ラーミア「ここから東へ真っ直ぐ行けば着くはずです」
レント「(ボソッ)どうせならそこまで乗せてってくれたらいいのに…」
ラーミア「聞こえてますよ、レント。私もそうしたいのですが、思った以上に闇の力が強く、ここにいるのは限界のようです。一旦私は元の世界へ戻ります…。それでは。」
そう言うとラーミアさんは光と共に姿を消した。
『じゃあ行こっか。』
***
『まだ着かないのぉー…?』
エイト「ミキ、それ26回目だよ」
レント「まだ15分くらいしか歩いてないぞ」
『嘘!私の中ではもう3時間くらい経ってるよ!』
レント「進み過ぎだろお前の体内時計。」
『あ、そういえば何で今朝私のベッドのすぐ側にいたの?』
レント「あぁ、ミキが中々起きないから起こしに行ってたんだよ。」
エイト「にしては遅かったけどね。」
『はいはいストップ』
危ない…また始まるところだった。
…ん?
『あ!!ねぇねぇ、あれじゃない?アレフガルド!』
100m先くらいに大きなお城が見える。
レント「お、ホントだ。」
エイト「良かったね、ミキ。もう君のサバイバルタイムは終わりだよ。」
『うん…!いやぁ長かった!長かったよ!』
レント「だから15分しか歩いてないっての。」
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