DRAGON QUEST

□第10章
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アルスが仲間になって約一週間。





アルス「ねぇミキ、旅にはいつ出るの?」



そう。
今アルスが質問してきたこと、それが現在ぶち当たっている壁なのだ。




ソロ「確かに一週間くらいはこの世界に留まってるな。」


アレフ「ミキ、何か気になる夢とか見た?」



その言葉に私は首を横に振った。



『この一週間それらしい夢は見てないよ…。』



というか何の夢も見ないくらい思いっきり熟睡してました。



ナイン「ではこの間みたいにサンディに案内してもらうというのはどうでしょうか?」



ローレ「あ、そうか。その手があったな。」



あぁ。すっかり忘れてたよ。



『サンディー!』



私が呼ぶと、ポワンとピンク色の光と共にサンディが姿を現した。




サンディ「何よ、呼んだ?」


『サンディ、そろそろ次の場所へ行きたいからこの間みたいに案内してくれる?』



しかし返ってきたのは私達の期待を裏切る答えだった。



サンディ「え。無理なんだけど。」


『えぇっ!?な、何で!?』


サンディ「だってーこの間は行き先がはっきりしてたから行けたけど、今回はどこだか全く分かってない状態じゃん?」


レント「マジかよ。」


ローレ「じゃあどうすんの」



うーん…。
サンディも無理なら一体どうすれば…。




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