DRAGON QUEST
□第14章
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闇の消えた入り口を通り、遺跡の中へと入った私達。
『暗っ』
エイト「さすが"闇の遺跡"。入り口だけじゃなく、中まで闇っぽいね。」
闇の結界は消えたものの、やはり中は暗くてどんより。
レント「でもダンジョンとかってこんなもんじゃね?」
アレフ「うん。さらに分かりやすく骸骨とかもあるしね。」
え。
アレフの言ったその単語に私は身を固くした。
『が…がい…こつ…?』
ナイン「あ、僕の世界のダンジョンや洞窟にもありましたよ。」
『は、はは…。み、皆して私を怖がらせようとして言ってんでしょ。』
ククール「オレの所は洞窟じゃなくても血とかがあったぜ?」
『ち、ちちちち血…!?』
ソロ「連呼しすぎ」
『ち!?血!?血液!?動物の体内を循環する体液であり、血球・血小板・血漿から成り,組織に酸素・栄養分などを供給する一方,炭酸ガスなどの老廃物を運び去る働きのあるあれですか!?』
ククール「ま、まぁ…」
アルス「ミキ、一体どこにそんな知識持ってたの。」
エイト「あーあったねー。拷問室でしょ?」
ククール「あぁ。」
こ、今度は拷問…?
今更だけど、何なんだこの世界。
リュカ「皆そろそろやめてあげないと、ミキちゃんが怖がってるよ。」
リュカ…!
You are 救世主…!
そう思ったのもつかの間、次のローレの言葉によって私の恐怖度がMAXに達した。
ローレ「噂をすればそこに骸骨発見。」
『イヤーーッ!!!』
さすがに怖くなり、近くにいたアレフに思わず抱き着いた。
アレフ「う、うおっ」
し、信じられない。
今までの話聞いた後に本物の骸骨がくるなんて。
怖すぎる。
そう思ってさらにギュッと力を込めると、アレフも抱きしめ返してくれた。
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