DRAGON QUEST

□第14章
1ページ/9ページ





闇の消えた入り口を通り、遺跡の中へと入った私達。





『暗っ』


エイト「さすが"闇の遺跡"。入り口だけじゃなく、中まで闇っぽいね。」




闇の結界は消えたものの、やはり中は暗くてどんより。




レント「でもダンジョンとかってこんなもんじゃね?」


アレフ「うん。さらに分かりやすく骸骨とかもあるしね。」









え。



アレフの言ったその単語に私は身を固くした。






『が…がい…こつ…?』



ナイン「あ、僕の世界のダンジョンや洞窟にもありましたよ。」



『は、はは…。み、皆して私を怖がらせようとして言ってんでしょ。』


ククール「オレの所は洞窟じゃなくても血とかがあったぜ?」



『ち、ちちちち血…!?』


ソロ「連呼しすぎ」


『ち!?血!?血液!?動物の体内を循環する体液であり、血球・血小板・血漿から成り,組織に酸素・栄養分などを供給する一方,炭酸ガスなどの老廃物を運び去る働きのあるあれですか!?』


ククール「ま、まぁ…」


アルス「ミキ、一体どこにそんな知識持ってたの。」


エイト「あーあったねー。拷問室でしょ?」


ククール「あぁ。」



こ、今度は拷問…?


今更だけど、何なんだこの世界。




リュカ「皆そろそろやめてあげないと、ミキちゃんが怖がってるよ。」




リュカ…!

You are 救世主…!



そう思ったのもつかの間、次のローレの言葉によって私の恐怖度がMAXに達した。






ローレ「噂をすればそこに骸骨発見。」




イヤーーッ!!!



さすがに怖くなり、近くにいたアレフに思わず抱き着いた。




アレフ「う、うおっ」




し、信じられない。

今までの話聞いた後に本物の骸骨がくるなんて。


怖すぎる。


そう思ってさらにギュッと力を込めると、アレフも抱きしめ返してくれた。





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ