DRAGON QUEST
□第16章
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見事ドルマゲスを倒し、サザンビークの宿屋に泊まった僕ら。
その翌朝。
ドタドタと大きな足音が響く。
その足音が徐々に僕の部屋に近付き、ドアがバンッと勢いよく開いた。
ヤンガス「てぇへんでがす兄貴っ!!」
やっぱりヤンガスか。
エイト「んー…どうしたの?こんな朝から大声出して…。」
昨日の戦いの疲れもあり、僕は重たい目を擦りながら尋ねた。
ヤンガス「ミキの…ミキの嬢ちゃんがいなくなったんでがす!!」
エイト「…え?」
ヤンガスは一体、何を言っているのだろうか。
ミキがいなくなった?
ヤンガス「布団を見てももぬけの殻で…!ど、どうしやしょう兄貴!!」
眠かった目も、一瞬で覚めた。
エイト「とりあえず皆を起こそう!」
僕は、まだ寝ている皆をヤンガスと共に起こしに行った。
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