DRAGON QUEST
□第4章
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…―「お父さん…!」―
―「オラァ、さっさと働け!またムチで打たれたいのか?」――……―
――「坊や、何があっても負けてはいけないよ。」―…―
――「うん、僕何があっても負けないよ!」―…
ガバッ!!
『なんだ…夢か…びっくりした…。』
何だったんだ今の夢。
凄い怖い夢だった。
小さな子供が叫んでいたり、奴隷みたいな格好でムチに打たれていたり、最後にはその子供とそっくりな男の人まで出てきた。
***
アレフ「ミキ、朝ご飯食べないの?」
『え?あぁ、いや食べるよ。』
エイト「何かあった?」
ローレ「確かに元気がないな。」
『そ、そんなことないよ』
皆に心配かけたくないし、ましてや夢が怖かったなんて恥ずかしいこと言える訳がない。
レント「大方昨日見た夢が怖くて忘れられないんです、ってとこじゃねえの?」
Σドキィィッ!!!
『そそそそんなことあるわけないじゃん!たたたたかが夢くらいで!』
エイト「噛み噛みだね」
レント「てゆうかマジ!?俺冗談で言ったのに。」
ローレ「夢で怖いとか…」
う…。
何でバレるの。
恥ずかしすぎる…。
絶対皆呆れてるよね?
しかし違った。
男共(可愛すぎる…!)←アホ
アレフ「夢が怖いとかどんだけ可愛いの。これ以上僕をときめかせないで!」
『え!?何でそこで可愛いとかときめくとかの単語が出るの!?』
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