DRAGON QUEST

□第3章
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***



『なんか昔の西洋のお城って感じ!いいね!』


エイト「これならトロデーン城の方が綺麗で大きい」


レント「ほら早く王様んとこ行くぞ。」


『はーい。』





***



王様「おお勇者!死んでしまうとは何事だ!」



ん?今勇者って聞こえたような。



兜の人「申し訳ありません。以後気をつけます。ではまた旅に出て参ります。」




レント「何かあいつが勇者っぽいな。話の流れ的に」


『だよね。あの兜かぶってる人だよね?』


兜の人「まーた死んじゃったよ。何でだろう…。竜王強すぎじゃね?」



エイト「何かぶつぶつ独り言言ってて若干アブナイ人だね」



同感です。エイトさん。




でも…



『ちょっと話し掛けてくる!』


レント「お、おい!」







『あ、あの…あなたが勇者様ですか?』


兜の人「ん?僕?うんまぁ勇者って皆から呼ばれてるけど…。君は?」


『あ、ミキです。突然ごめんなさい。実はあなたにお聞きしたい事があって。』


アレフ「僕はアレフ。呼び捨てで構わないよ。勇者っていってもそこらの男と全然変わんないしね。てわけで君に興味があるから僕からも色々聞いていい?」


『へ?あ、あぁはい。どうぞ…』






レント「何かあの勇者の顔つきが変わったぞ?」


エイト「うん、何かいきなりキリッとなったね。」



※二人は少し離れた所から見ています。



レント「あっ!!あいつミキの肩に手置きやがった!」


エイト「ホントだ。ミキもアタフタしてる。…ちょっとギガスラッシュして来る。」


レント「おいやめろ!ここは一旦あいつらと外に出て話そう!だから早まるな!」


エイト「チッ…。まぁいいや。」


スタスタスタ

ガシッ ガシッ


『え!?』 アレフ「え!?」


ズルズルズル


『「えぇ〜!?」』





***





レント「城のど真ん中で長話もなんだから、外に出ようってなったわけ。」


『なんだ。そうだったの。だったら呼んでくれれば自分で行ったのに。』


レント「あー…。今のエイトにそれは不可能だったと思う。ぶっちゃけ俺もイライラしてたけどな。」



なぜか二人の鋭い視線がアレフに注がれている。



アレフ「ぼ、僕何かした?」


『ほ、ほらいいから話に戻ろうよ。』





とその時…






ぅわぁああぁあぁあ!!!




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