DRAGON QUEST
□第5章
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リュカ「ミキちゃん?抱き着いてくれるのは凄く嬉しいんだけど、そろそろ離れないと皆が戦闘準備し始めたから…」
『戦闘準備!?やっぱり何かいるの!?』
リュカ「いや、多分僕を倒そうとしてるんだと思う。」
『え?』
私がおそるおそる振り返ってみたら、何やら皆が黒いオーラを発していた。
エイト「リュカ?いつまでミキと抱き合ってるのかな?」
レント「てめぇそれが狙いでさっきからミキの近くにいたんじゃないだろうな。」
ローレ「さっき会ったばかりの分際で何美味しーとこ持ってってんだよ。」
アレフ「羨ましいにも程がある…!その位置代われ、リュカ!」
皆の方が怖いよ!
何やってるの!
リュカ「は、離れるから皆落ち着いて。」
リュカさんが私を静かに離し、それを見て安心したように皆が剣を納めた。
アレフ「まったく…油断も隙もあったもんじゃないね。」
するとローレが近付いて来て、
ローレ「ほらミキ、俺が手つないどいてやるから。」
『え、いいの…?』
アレフ「…ってコラコラコラコラ!!」
エイト「ミキ、よくないから!!」
レント「ローレ、さりげなくミキに近付くな!」
リュカ「ミキちゃんは人気者だね。ちょっと妬けるな。」
『Σえぇっ!?』
レント「その甘いセリフも禁止!!(怒)」
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