DRAGON QUEST

□第6章
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***




翌朝。



『皆、おはよう!』


アレフ「あ、ミキおはよう。」


レント「何だか今日はやけに元気いいな。」


エイト「確かに。何かあったの?」


ローレ「それに何だかリュカも昨日より爽やかさが増してる。」


リュカ「さ、爽やかさ?」


『え?別に何もないよ。ね、リュカ。』







…。

ん?

おかしいな…。
この部屋の温度が下がった気がするんだけど。







レント「昨日は“リュカさん"だったよな。」


ローレ「うん。そして敬語だった。」


エイト・アレフ「…リュカ?」




リュカ「大丈夫だよ。皆が心配してるようなことは何もなかったから。」


レント「当たり前だ!」



皆、何をそんなに騒いでるの…。


すると窓から聞き慣れた声が聞こえた。




ラーミア「皆さん。うるさいですよ。」


ローレ「Σうわっ!!!」


アレフ「び、びっくりしたぁ…」


レント「てゆうかちっさ!ラーミア、いつからそんなミニチュアになったんだ?」


確かに普通の鳥サイズだ。



ラーミア「今だけです。さすがにあの大きさでは町には入れないので。」


そういえばあたしが初めてラーミアさんに会った時はこんくらいだったな…。



エイト「大きさまでも自由自在なんだ。」



リュカ「えーっと…。誰?」


ラーミア「まぁ、あなたは!申し遅れました、私はラーミアといいます。」


『私達をこの世界に連れて来てくれたんだよ。一緒に勇者を探してるの。』



ラーミア「その瞳、間違いありません。あなたは勇者です。」


ローレ「瞳?」


ラーミア「あなたの瞳から不思議な力を感じます。」


『確かにリュカの目を見てると心が安らぐ気がする。』


リュカ「そうかな?自分じゃ全然分からないから。」




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