恋愛上等!イケメン学園[片思い編]

□素敵な片思い−12月/Christmas eve−
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教室に入ると、晃が私の席の隣に座り、おしゃべりする。これも毎日の日課。


「亜衣ちゃん、今日さ、CD買いに行こうと思ってるんだけど、駅前まで付き合ってくれない?」


「うん、いいよー♪じゃあ、帰りに甘い物食べて来ようよ!」


「OK!亜衣ちゃんとデートみたいで嬉しいな♪」


「なになに〜?旨いもん食べてくるって?俺も行くー♪」


食いしん坊の佑が乗ってくる。


「焼きりんごが食べたい…。」


「パーティーグッズも見てこようぜ!俺サンタ帽子ぜってーかぶる!」


「えー!!せっかく亜衣ちゃんと2人きりで行こうと思ったのに!」


結局みんなで行くことになるのもいつものパターン。










あの日。


体育倉庫で、先生に抱きついた日。


あんな事をした後でも、私に対するみんなの態度は1ミリも変わることはなかった。


何も聞いてこないし何も変わらない。


それが、最大限のみんなの気遣いだって事はよくわかる。


みんなの優しさが胸にしみる。


……みんな、ありがとう。


大好きだよ―――

 
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