そして、後悔する

少女と少年
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今は夏休み
当然学校は無く、家にいる生活が続いている
さすがに、体が鈍ってるんじゃ・・・と不安になり外に出てみた




今の季節は暑い。夏だから仕方がないが、この独特のジメッとした感触や、それと反比例し地上を照りつける太陽が憎くて堪らない
しかし、今は夕方で、気温がピークに達する昼頃とはちがい少しは気温が低くなっている
まあ、それでも暑い訳だが





そんな中、鬘と眼鏡を付け出掛けるなど自殺行為だと考えられる
よって今、夕梨はヒカリとして外出している。一人で出かけてるので特に心配はいらない




特にこれと言って行き先を決めていた訳ではなく、フラッと家から出てきたので、行き当たりバッタリな外出となってしまった
基本、"思い立ったら即行動!"がモットーのヒカリはいつもこんな感じだ




≪グニュッ≫




ぐにゅっ??
突然歩いていると、自分の足元からそんな効果音が聞こえてきた
視線を足元にずらしてみいると・・・人が倒れていた
"恐らく、さっきの音はこれが原因だろう"、と頭の中で冷静に考えていた




(・・・コレ、如何しようか。)




とりあえず、家に運ぶのはパス。見づ知らずの男を部屋に運ぶなど誰が考えるモノか
たぶん、すぐに目覚めるだろうから公園のベンチにでも寝かせておくか



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