僕らの生きる道

□門出の日
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「え、瑠依ちゃん本当に19人も入れるの?」

「ああ。だから俺達が駆り出されたんだ」

「そのためにわざわざ瑠依が直々に傘下のファミリーに行ったんだな」

「そだよ〜。いや〜怖かったねぇ」

「ああ。よく瑠依はあんな奴等に頭下げたよな」

「え、瑠依ちゃん頭下げたの!?」

「うん。俺と三郎はもしもの場合しか手を出すなって言われてたから」

今日はマフィア養成校大川学園から、あの19人がやって来る日

そのために大川学園を訪れた、雷蔵・八左ヱ門・兵助・勘右衛門・三郎の5人

それぞれの車に、19人が別れて乗る

「あれ、鉢屋先輩じゃないですか」

「尾浜先輩も。どうされたんですか?」

三郎達5人がいたのは、大川学園来客者入り口

そこに現れたのは、彦四郎と庄左ヱ門

2人とも、大きなカバンを1つ持っている

「庄左ヱ門、彦四郎。久しぶりだな」

「俺達は、みんなの迎え。2人とも準備早いねぇ」

同じ委員会だった者同士、話が始まる

そんな場所に、続々と人が集まってくる

「あ、久々知先輩!!」

「伊助か。元気だったか?」

「はい。また久々知先輩に色々教われるのが楽しみです!!」



「不破先輩!!」

「お久しぶりです」

「きり丸に怪士丸。見違えるほどに成長したね」

「先輩が卒業してからも、図書室は守り抜きましたよ」

「ふふ、お疲れさま。中在家先輩も、2人が来るのを楽しみにしてたよ」



「竹谷せんぱ〜い!」

「三治郎、虎若も。一平と孫次郎、お前らもでかくなったなぁ」

「伊賀崎先輩とジュンコも元気ですか?」

「ああ!! お前らが来てくれて本当に助かるよ」

「と言うことは、また生物委員会が出来るんですか?」

「そうさ。楽しみにしてろよ」



各々の先輩後輩の話をしたあと、全員車に乗り込んだ

期待や不安、様々な想いを胸に、車は走り出した












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