僕らの生きる道

□まずは小手調べ
1ページ/2ページ

※団蔵


「俺が正面行く。右に金吾、左に左吉で頼む。平太と虎若ときり丸は様子を見て突っ込んでくれ」

「了解」

相手側の陣地に向かって走りながら、簡単に伝える

俺等6人は接近戦を好むタイプ

俺は基本体で突っ込んで行くけど、槍とかの棒術も得意

金吾は銃が主流の時代だけど、刀が得意

虎若は俺等の中で一番銃の扱いに長けているが、体術も凄い

左吉は俺が苦手なナイフとか、小物で攻撃する

きり丸や平太はスピードがとにかく凄い速い

この6人が前衛なら大丈夫だろう

後方支援を得意とする保健委員や作法委員、ペット連れ込んでいる生物委員とかがいるから最強だろ

俺等の陣地から正反対の位置に陣取る2人

瑠依はさっきよりも動きやすそうなショートパンツ姿

柚香はそのままの格好で豪華な椅子に座っている

ずいぶんと余裕そうだな!!

『素直な人、嫌いじゃないですよ』

「ッ!?」

突如聞こえた、瑠依の声

くそ、背後に回られた!!

『まずは1人目、』

さっきと、目が違う

広間にいた時は優しそうな目をしていた

でも今は暗いと言うか、冷たいと言うか…

そんな目をしている

『余裕なんて、あげません』

ヒュ、と空を切る瑠依の足

やば、防げない

そう思った時にはもう遅く、俺の体は少し離れた木に叩き付けられていた











.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ