僕らの生きる道

□新たな敵登場?
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※団蔵

「団蔵っ!! 大丈夫!?」

「おう」

近寄って来た乱太郎に手を振れば、安心したような顔を見せる

いつ、どんな場所でも、やっぱり乱太郎は優しいよな

それより、俺が今一番気にしなければならないのは…

「おかえり、団蔵」

「ヘマしたんだって?」

庄左に兵太夫、だ

「まさかあんなに力があるとは思わなかった。想像以上だぜ?」

「流石は、マフィアのボスをやっているだけあるね」

「ああ。一発の蹴りがかなり重かった」

宙を跳んでいる姿は、まるで蝶のように綺麗なんだ

でも、蝶から繰り出される蹴りは蜂が刺すみたいな感じ

鋭いし、何より重い

「すごいよ、彼女」

「あ、一平。おかえり」

ただいま、そう言ったのは一平で、傍らには一匹の狼

「どうだった?」

「今、平太・きり丸・虎若・佐吉が応戦中。ほぼ互角かな」

なるほど、どうやら一平は今の状況を調べに行ってたんだな

「ところで、その狼は?」

「ん? ああ、こいつは…」

彦四郎の問いに一平が答えようとした時、もう一人誰かが戻って来たようだ

「孫次郎、おかえりー」

一平に続いて帰って来たのは、孫次郎

生物委員の連中が状況を調べに行ってたんみたいだな

「何か色んなところに動物がいる…」

「そうそう。一匹連れて来ちゃった」

一平の隣には狼で、孫次郎の肩に乗っているのは鷲

どっちもそんな簡単になつく動物じゃないだろ…

「竹谷先輩のだと思う。目印が付いてるし」

そう言って、孫次郎は鷲の足を見せてくれる

そこには、蒼色のリングがはめられていた

一平の狼もまた同様に、前足に蒼色のリングがあった

「竹谷先輩達の学年カラーの蒼色。学園にいた時も、自分のペットには目印を付けるようにしてたから」

なるほど、だから生物委員にはなつくのか

あ、竹谷先輩のペットがいるのなら、もしかして…

「孫次郎、一平…。伊賀崎先輩のペットは…?」

「「いるかもしれないね?」」

マジかよー…

全体的に森になってる此処じゃ、毒虫なんて見つからねぇのに…

「ま、頑張れよ、団蔵」

「えー…」

なんか面倒な予感がするなぁ












あ、

どした、一平?

乱太郎の肩に毒虫が…

ええぇっ!?

あ、

孫次郎?

伏木蔵の肩にも…

すりる〜









いつまで続くんだろ、歓迎会…
戦闘シーンは苦手なのですT_T

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