僕らの生きる道

□交差する思い、考え
1ページ/2ページ

※六年生/文次郎



「どう思う?」

「流石に人数がいる。それなりのところまでは行くだろうな」

「…ああ」

「だが、瑠依の強さは本物だぞ?」

「そりゃ、誰かさん達が一緒になってボロボロになるまだ鍛練してるからね?」

「言葉に棘があるぞ!」

ここは歓迎会会場、正式には地下鍛練場の見学室

四方にある四つの見学室に別れて上から見学している

「あの学年の参謀は黒木だからな。厄介だろう」

眼下に見下ろす光景は、瑠依と戦う後輩達

前衛を得意とする奴らが、瑠依と戦っている

「きり丸と平太、瑠依の速さについていけるね」

「だな。だが、ついていくので精一杯、ってとこか?」

伊作と留三郎の言葉に、俺も頷く

瑠依の速さについて行くのは至難の技だ

その動きには残像すら見ることが出来ない

「…黒木は、どう出ると思う…?」

瑠依が戦っている場所ではなく、黒木達がいる方を見つめている長次

「まだ出てきてない奴等が多いからな。後方支援組がやらかすだろ」

俺の言葉に、みな頷く

これから、奴等がどう出るか楽しみだな

「また鍛練が楽しくなるな!」

「ああ」

人数が増え、全体のレベルも上がる

またあいつらと一緒にいられると思うと、無性にわくわくしてくるな










.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ