僕らの生きる道
□日常がやってくる
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『滝くん、部屋割りとかはどうなった?』
「こちらに」
地下の鍛練場から広間に戻って、やるべきことをやらないと
『1部屋に2〜3人、部屋足りるよね?』
「はい、大丈夫です。仕事は我々と同じように委員会別でいいですよね?」
『うん。滝くんは仕事が早くて助かるなぁ』
お母さんみたい、そう呟いたら怒られちゃった
誉め言葉なのにぃ…
『今日は休んでもらって、明日から鍛練始めよう。鍛練組に頼んで』
「潮江先輩、七松先輩、中在家先輩ですね。体育委員にも声をかけますか?」
『うん。明日の当番は用具委員だから、体育委員は暇だもんね』
「失礼します、データを持って来ました」
『ありがと、三木くん。三郎くん達は何か言ってた?』
「一応これは仮データだと言ってました。今もビデオを見ながら解析中です」
『了解。そのままよろしくって伝えておいて』
「分かりました」
さっきの歓迎会の戦い方をもとに、学級の2人がデータ解析をしてくれる
学級は主に情報を扱っている
武器管理を担当している兵助くん率いる火薬委員は、時々学級のお手伝いをしている
このファイルは個人データがプリントされた紙がファイリングされている
三郎くんと勘ちゃんは洞察力が鋭くて、頭の回転が速い
だから分析とか得意だし、戦いの中での駆け引きも上手
『忙しくなりそうだね』
これから彼等がどう成長していくか、楽しみだな
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