捧物

□光を探して
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『うっわぁ、酷いねぇ』

タカ丸のノートには、日本語ではない何かの羅列

なんだろうこれ、古代エジプトとかで使われてた文字?

『タカ丸はエジプト人か何かなの?』

「酷いよ、名前〜」

『酷いのはタカ丸のノートでしょう。何よ、これ』

「だって寝不足だったんだもん」

もん、って言われても読めないものは読めない

私だってここまで解読不能なノートは書いたことない

「そこの範囲のテストが明後日にあるの! だからお願い!」

訳有って2つ年下の学年にいる同い年のタカ丸

タカ丸が美容師目指してて毎晩勉強してるのは知ってる

没頭しすぎて夜中になっちゃうことがよくあるのも知ってる

夢に向かって頑張れるタカ丸を応援したい

だから私はタカ丸に甘くなってしまう

『私だって数学得意な訳じゃないけど…』

「全然いいよ! だからお願い!」

私はまだタカ丸みたいに没頭出来る夢が見つからない

だから時に私にはタカ丸が眩しく見える

「大丈夫だよ、名前。ちゃんと見つかるよ、何が何でも追いかけたくなる夢」

『そう、かな…?』

「そうだよ。見付かるのが遅くても悪いことなんてないし。僕は名前が見付けた夢なら何でも応援するから」

こういう時だけ、良いこと言う

普段はアホみたいな癖に、たまに格好良くなるからずるい

私も早く夢を見付けたいな

それで、タカ丸に全力で応援させてやろうではないか!















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遅くなった上に低クオリティでごめんね;;
こんなので良ければ受け取って下さい!!
では、相互ありがと&よろしくです^^*

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