青色の降る場所

□は組はアホなのです
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『あ、竹谷!!』

「おお、竹谷だ!!」

「丁度良いところに!!」

「げ…、は組かよ…」

丁度良いところで見つけたのは、五年ろ組の竹谷

げ…、とか言ってたのは見逃してやろう

『ちょっと匿え!!』

「は!?」

竹谷を押し退けて部屋の中に入る

一緒にいるのは同じは組の久兵衛と京次郎

絶賛逃走中の3人なのだ

「で、お前等は何をしたんだ?」

『いや〜、ちょっとな…』

「な。出来心だもんな」

「俺は止めたのに…」

なんだよ京次郎はノリが悪いなー

ただ俺達は作法委員会室に生首フィギュアピラミッドを作っただけなのにな

予想以上に立花先輩がお怒りのようで

こうして逃げているのです

「何でお前等は組はアホなんだ?」

『アホをとったら何が残るんだ?』

ま、そういう問題さ

は組なんだから、アホで当然だろ?

「自分の得意分野にはずば抜けてる連中ばっかりなのになぁ」

「確かにな。俺は生き物全般」

「俺は剣術と火器」

『俺は薬、な』

そこだけ見ればかなり最強な俺達

でもそれだけじゃ、つまらないだろう?

『真面目に生きてるだけじゃ、人生は楽しめないのだよ、竹谷君』

「自分が実は真面目、みたいに言うな」

酷いな、竹谷は

俺の気持ちを無下にするなんて

「見つけたぞ、貴様等!!」

『ヤバい、見つかった!!』

「逃げるぞ!」

立花先輩に見つかってしまった

さて、追いかけっこの始まりかな?













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