青色の降る場所

□謎に包まれる
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『流石乱太郎、は組らしいな』

「喜んでいいのか、複雑です…」

『はは、気にするな。は組はそんなもんさ』

何がそんなもんなのか?

つい昨日あった試験の結果

解答欄には丸なんかなくて、点数が丸

うん、これがまさには組だな

『数馬はどうだったの?』

「そこまでは悪くないです…」

そう言ってチラリと見せてくれた点数は30点

『…三反田の三をとって、30点?』

「違います!」

なんだ、違うのか

いや別に残念ではないぞ?

『左近は?』

ふい、とそっぽを向きながらも見せてくれる

『90点。流石はい組だな』

保健委員会唯一の出来た子だなぁ、左近は

いやぁ、誇らしいねぇ

「そう言うなまえ先輩は何点ですか〜?」

『おー伏木蔵でないの。ろ組はどんな感じ?』

「普通です〜」

75点が普通ってすごいと思うよ、うん

乱太郎と比べたら、ねぇ?

『俺はやれば出来る子なんだよ?』

普段はやらないだけでね、なんて言ってみるけど

実際、どうなんだろうね?


















因みに、五年は組学級委員長の藤四郎は満点だよ

えー!? は組なのにですか?

なんたっては組の頭脳だからな。あとの五人は似た者さ

一年は組みたいですね

あー、そんな感じ










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