青色の降る場所
□学級委員長、絹野藤四郎
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「みょうじなまえ先輩、ですよね?」
『おー、君は一年は組学級委員長君』
「黒木庄左ヱ門です」
『そう、優秀な黒木君。俺に何か用かな?』
突然話しかけてきた一年生
おやまぁ、静かだけど後ろには一年は組のよい子達
「あの、なまえ先輩!」
『乱太郎?』
「五年は組の先輩方を紹介してくれませんか!?」
『いいよ』
俺の答えを聞くと、やったぁ!!と歓声を上げるよい子達
そんなに嬉しいものかねぇ?
「五年は組の先輩方って、滅多にお目にかかれないんです」
『あぁ、確かにね』
地下に籠ってたり山に籠ってたり…
学園にいるのは俺と藤四郎くらいだもんな
『んー、じゃあ…。まずは簡単な藤四郎から行く?』
「はい!」
こうして、俺の後輩案内は始まった
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