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□そんな怯えた目で見ないでくださいよ
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そんな怯えた目で見ないでくださいよ。
次「ねえ、先輩。何でそんなにも怯えた目で見ないでくださいよ。」
長「……お、怯えてなどいな…い。」
次「じゃあ。何で涙を流してるんスか?」
___次屋は長次の頬に伝う涙を舐め取った。
次「ほんっと、先輩可愛いですよねえ。後輩の前で泣いちゃって…恥ずかしくないんスか?」
長「くっ…!!」
次「それじゃ、先輩。はじめましょうか? 楽シイコト。」
長「次屋…やめ……」
長次は掠れた声で「 や め て く れ ! 」と叫んだ。
____だけれどもその声は三之助に届くことはなかった。