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□どうか私に罪をください
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どうか私に罪をください≫逆転裁判 K・M
いつもの笑顔がどことなく曇って見えてしまった。
まるで太陽のような笑顔。
私の黒く染まった世界に光を与えてくれたあの太陽。
その太陽を曇らせたのは誰かしら…?
太陽が私に与えたモノは何?
私が太陽から奪ったモノは何?
天より答えが返ってきた。来るはずもないのに。
「貴様が太陽から奪ったモノは…貴様が今手にしているモノだ」
そう告げて。消え去る声。私の手にはあるはずのないモノがあった。
それは…「 」だった。
そうか。私が奪ったんだ。太陽を曇らせたのは私だったんだ。
いっその事誰か私を殺してください。
太陽を曇らせた罰を私に…ください。