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□日常 其の2
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「あのロリコンめ…おかげで遅刻ギリギリだし…」
学校につくと、みんなが挨拶してくる

「おはよー無田君!」
「無田ー今日は遅かったな」
「あ、ナナシ君おはよう」
「無田!」
「無田君!」
「ナナシ−!」
「ナナシくーん!」

…いい加減慣れたけど、君呼びってめんどくさいな
ついでにこの学ランも

適当におはようと返して席に着く
窓際の後ろのほうのかなりいい席だ

そんなわけだから今日ある予定の席替えなんてものはのーせんきうなわけで
「…はぁ」

思わずため息がでてしまうのだった



…そして僕を悩ませてるもう一つが
「あっおはよう無田君!
宿題みる??」

「あ…うん。さんきゅ」

「ううん、またなんかあったらなんでもいってねー!」

そういってノートを渡して走り去っていった

彼の名は奴良リクオ。
〈超〉いい人のポジションを堂々手に入れている。
あれ、完全にパシリだよな。
しかも自分から…

今のポジション的にはただのクラスメイトな僕にもあのつくしっぷりだ。
はっきり言おう。


アイツの将来が異様に不安だ。



そしてどこをとってもいい子ちゃんな彼を疎ましく思う輩は当然いるわけで…
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