ノベル

□酒成分
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「明日から皆バラバラの任務になっちゃうんだし、今日はパーッと盛り上がりましょ?」









【酒成分】










リー兄弟の発案で急遽行われることになった飲み会。

ただ、騒ぎたいだけじゃねぇのか?

「俺はパスだ。くだらねぇ。」

俺は自室に戻ろうと踵を返す。

すると、

「あ?」

シャツの裾をキュッと握ったモヤシが

「僕、神田と参加したいです。……ダメ、ですか?」

身長差的には当然だが、上目遣いで俺を見てくる。


このアングルは反則だろ!!


モヤシのお願いに逆らうことなど出来ず

「わかった。」

と返事をしたのと同時に

「よし!皆ぁ!神田君からの許しも出たし盛り上がろ〜!!」

とコムイのウザイ位ハイテンションな声が食堂中に響き渡った。



+++++++++



がやがやと賑わう食堂。
そこはまさに飲み会の真っ只中。

「かったりぃ。」

人だかりが嫌いな俺は出入口の近くの壁に寄りかかって母国の酒を嗜む程度に飲んでいる。

一方、俺を誘った可愛い恋人は……


「アレン君、他に何食べる?」

「アレン君、ワイン飲むかい?」





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